全国で55%、これ何の数字だと思いますか。
答えは、災害時の避難所運営や備蓄を担当する防災部署の職員が「女性ゼロ」の市区町村(昨年4月現在)です。
内閣府は全国1741市区町村について、昨年4月時点の防災・危機管理部局の女性職員数を調査。
それによると、担当職員に占める女性の割合は全体で11.5%にとどまり、964市町村(55.4%)で女性ゼロ。
首都圏の女性ゼロの割合は茨城、栃木、群馬、千葉の各県で、全国より高く、東京都は15市町村(24.2%)で女性がいません。
大震災や災害が起こるたびに問題になっていますが…
「生理用品がもらえない」「避難所に仕切りがなく、着替えられない」などと女性の悩みが毎回顕在化。
そして、今回SNSで話題になっていましたが、大雨で避難した小学校に備蓄されていたおむつは、2007年に販売が終了した17年前のおむつだったそうです。
黒くカビのようなものが付いているおむつ写真が添付されていました。
このように、市町村では、女性や子ども、それぞれの状況に合わせた備蓄が整っているとは言えない状況、そして、職員に女性はほぼいないという面からもすぐに改善できるとは言えず…
それぞれがしっかり備えないと後悔することになります。
実際、女性職員の割合が10%を超すと変化が起こるようで…
内閣府が昨年5月にまとめた別の調査では、防災担当の女性職員が10%以上いる市区町村は、「女性ゼロ」の市区町村よりも、生理用品や乳児用ミルク、紙オムツ、宗教に配慮した食べ物などの備蓄が進んでいる傾向があったそうです。
今回は、女性が備えてなくて後悔した防災グッズ・備蓄をランキング形式にしてまとめました。
みなさんの備えの参考にしてください。
女性に欠かせない防災グッズおすすめランキング
第8位:ボディシート
東日本大震災で被災した友人に一番助かったのものを聞いたら、父親が持っていたボディシートをあげていました。
水が出ないのは、ものすごくストレスで…
でもボディシートがあったおかげで、一瞬でもリフレッシュでき気分転換にもなったそうです。
いろいろ揃えるのが大変な場合は、シャンプー、歯磨き、ボディケアが一つになった5年間保存可能、3日間カバーできる、「【5年保存】水のいらない全身キレイセット 3日分 」がおすすめですよ。
第7位:ドライシャンプー
災害時に水が不足している場合、頭を洗うことが困難。
精神的にキツイ状況の上、髪がべたつき、不快感が増し、さらにストレスを感じます。
女性は髪の毛が長い方も多いと思いますが、ドライシャンプーがあれば、水を使わずに髪を清潔に保つことができ、気分をリフレッシュできます。
私はこの夏、「オルナドライシャンプー」を日常的に使っていますが、スッキリ気分をあげることができますよ。
第6位:メイク落としとスキンケア・簡単なメイク用品
災害時水が止まると長期間メイクを落とせなくなります。
ほこりが多く、乾燥した避難所では、肌疾患を引き起こす原因にもなり、スキンケアができないと、乾燥や敏感肌が悪化する可能性があります。
また、簡単なメイク用品も必要です。
災害時にメイク何言ってんの?と思う方は必要ありませんが、災害時ただでさえ最悪の状況、普段の自分を維持するのは本当に大切です。
実際、ご近所さんや知り合いだらけの避難場所、災害の片付けの中、どすっぴんは気持ちも落ちるし、つらくなり余計に落ち込んでしまう人も多いそうです。
リップと眉を描くだけでもメンタルに良い影響があり、それは自信と元気を与えるセラピーのようなものになりますよ。
第5位:中身が見えないポリ袋・消臭袋
避難所には、生理用品を捨てるためのゴミ箱が無い場合も多いため、黒い中身の見えないポリ袋、かつ、消臭できる袋があると役に立ちます。
中身が見えないポリ袋や消臭袋を使用することで、プライバシーを守り、不快な臭いを軽減。
周囲への配慮にもなり、共同生活時に役立ちます。
100均にも消臭袋がありますが、以前9月の断水時に使ったら、数日で臭いがもれてきました。
やはり、医療向け開発から生まれた消臭袋「驚異の 防臭袋 BOS (ボス)」を備えておくと安心です。
第4位:使いやすい形状のトイレ
災害時にトイレが使用できない場合、排泄が困難になり、衛生状態が悪化します。
また、長時間トイレを我慢することで健康問題が発生する可能性があります。
使いやすい形状の簡易トイレを備えることで、どこでも排泄が可能となり、衛生状態を保つことができます。
断水の時、100均で購入したいろんな種類の簡易トイレを使ってみましたが、同じように見えて全部使い心地が違いました。
平常時に一度試してみることをおすすめします。
当時アップした100均の簡易トイレの動画もあるので参考にしてください。
第3位:オリモノシート(使い捨てのショーツ)
長時間同じ下着を着用すると、不快感や衛生問題が発生する可能性も!
特に女性の場合、オリモノや月経のケアができないと、感染症のリスクも高まります。
オリモノシートや使い捨てのショーツを用意しておくことで、いつでも清潔を保つことができます。
また、デリケートゾーンには、「ソフィデリケートウェット」がおすすめ!
入院で入浴できない時に使いましたが、すごく快適でしたよ。
第2位:ホイッスル・防犯ブザー
災害時に助けを求める手段がないと、危険な状況から逃れるのが難しくなり、孤立した場合も自分の居場所を知らせる手段がなくなります。
また、大災害が起こるたび、避難所の犯罪の話もよく聞きますね。
防犯ブザーはいざというとき電池切れになっていたというケースもあるため、防犯ブザーだけでなく、ホイッスルも持って自衛しておきましょう。
私は人の耳に聞こえやすい3200Hz付近の音が出る「ヘルピー」という緊急用の笛を普段から持ち歩いています。
第1位:生理用ナプキン
生理用ナプキンは災害が起こるたび問題になっています。
また、先ほどのおむつ同様に、生理用ナプキンも何年も湿度の高い場所にしまわれているとカビやダニなどが湧きます。
災害時、免疫が落ちているときにそのような生理用品を使ったら新たな健康問題がおこる可能性もあるため、各自十分な生理用品の備えは必須です。
備えていなくて後悔!女性に欠かせない防災グッズ:まとめ
以上、女性が備えてなくて後悔した備蓄ランキングでした。
市町村で備えているからと思って何も備えていないと、結局困るのは自分。
今回備えた方が多いと思いますが、備蓄は継続していくことがなにより大切です。
備蓄品の状態を確認したり、状況に合わせて備蓄を見直したり今後も継続していきましょう。
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