避難所で、あるもの(食べ物)がトラブルになるケースが多発しています。
それは何かというと、臭いがする食べものや音がうるさい食べ物のこと。
避難所では、食べ物を持っていない方も多く、そのような状況で匂いや音が目立つ食べ物を食べると、周囲の人々が不快感を表すというケースがあります。
実際、過去の災害時には、強い匂いが漂う食べ物や、音が大きく出るお菓子を食べている人に対して、周囲の避難者が、イライラし始めたという事例も報告されています。
カップラーメンを食べようとした家族がいましたが、その匂いとすする音が周囲に響き渡り、まわりの避難者が「余裕がなくなってイライラしてくる」という状況に陥ったことも。
こうした状況は、避難所という特別な環境では、他者との摩擦やストレスの原因になりかねません。
今回は、避難する際の食料におすすめ、周囲に配慮しながら素早く栄養補給ができるおすすめの食品をご紹介します。
【避難食料おすすめ】音・臭いもしない!素早く栄養補給ができる食料
ゼリー食品
ゼリー食品は、噛む音がなく、ほとんど匂いがしないため、周りの人に気を使わずに食べられます。
さらに、栄養価が高く、災害時に必要なエネルギーを手軽に補給できます。
ビタミンやミネラルが豊富なものを選ぶと、さらに効果的です。
ウイダー in ゼリーなどは購入しやすいゼリーですが、ライフストックゼリーのような防災に特化したものもおすすめ。
ライフストックゼリーは、東日本大震災の経験から生まれた非常食で、避難所で水がなくても食べられ、5年ほど保存が可能です。
エナジータイプとバランスタイプがあり、状況に応じて必要なエネルギー補給ができますよ。
氷砂糖
氷砂糖は、災害時に非常に役立つ非常食です。
伊勢湾台風の際にも、多くの避難者が氷砂糖でエネルギーを補給し、助けられたという事例があります。
長期保存が可能で、噛む必要がなく、アレルギーの心配も少ないため、高齢者や子供でも安心して食べられます。
また、食べる際に匂いや音がほとんどないため、避難所でも周囲に気を使わずに摂取できます。
私は個包装になっている氷砂糖を常に鞄の中に氷砂糖をいれて持ち歩いています。
塩飴・塩黒糖
災害時、特に暑い季節や長時間の避難生活では、汗で失った塩分を補給することが重要。
塩飴は、甘さと塩分を同時に補えるため、熱中症予防に効果的。
一方、塩黒糖は、塩分に加えてミネラルやビタミンも含まれており、栄養補給にも優れています。
うちは、美味しくて気に入っている琉球黒糖の塩こくとうとオーサワの塩飴は欠かさずローリングストックしています。
過去、夏の豪雨災害でも、塩飴が避難所で配布され、多くの人がその効果を実感したそうですよ。
塩飴と塩黒糖は、非常時に体調を守るために欠かせないアイテムなのでぜひ、備蓄に加えてみてくださいね。
ドライフルーツ
ドライフルーツは、ビタミンや食物繊維が豊富で、栄養が凝縮されているため、少量でもしっかりと栄養補給ができます。
程よく噛むことで満足感を得られるので、避難所での長時間の生活でも満腹感を感じやすくなります。
また、ドライフルーツは軽量で保存が効き、持ち運びに便利。
湿気にも強いので、非常食として最適!
私は、『くだものやさんシリーズ』のドライフルーツをローリングストックし、防災リュックにも入れています。
このシリーズは「自然な甘さが美味しい」「フルーツ本来の味が楽しめる」と口コミでも高評価で日常的にも取り入れやすい点がいいですよ。
ようかん
ようかんは、コンパクトで持ち運びがしやすく、匂いもほとんどしないため、避難所での栄養補給に最適です。
甘さで精神的にも落ち着き、周囲の人に迷惑をかけずにエネルギーを補給できます。
ようかんの備蓄と言えばえいようかんが有名ですが、同じく、井村屋の「片手で食べられるちいさなようかん」もおすすめ!
名前の通り片手で簡単に食べられ、汚れずに手軽にエネルギーを補給できます。
防災リュックや手荷物にも入れやすいですよ。
もっと賞味期限が長いものでいうと「パワーブーストようかん」もおすすめ!
ちょうどよい食べきりサイズ(45g)の5年保存ようかんで、こちらも手を汚さないスティックタイプです。
【避難食料おすすめ】素早く栄養補給ができる食料まとめ
避難所での生活は、他者との距離が近く、普段以上に気を使う必要があります。
特に食事に関しては、周囲の人々に配慮しながら、自分も快適に過ごせるようにすることが大切ですね。
今回ご紹介した食品を備蓄に加えて、万が一の時にもストレスを感じずに栄養補給ができるように準備しておきましょう。
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