PFAS汚染が進んでいるんだよね…PFASを除去できる浄水器やウォーターサーバーはどれがおすすめ?
昨今、日本を取り巻いている水道水のPFAS汚染…。
安全だと言われ続けてきた日本の水道水。
もう、安全神話は崩壊していっているようです。
ということで、この記事では、「PFASの現状」とPFASを除去することができる浄水器をまとめます。
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PFASに汚染されている水の現状
PFASの健康リスク
PFASがもたらす健康リスクとして、発がん性や高コレステロールを伴う脂質異常症、乳児・胎児の発育低下などが指摘されています。
国際条約の規制対象で、日本でも輸入や製造が禁止となっているのですが、深刻なのは…
これらの化学物質が、全国各地の河川や地下水などの「水源地」で相次いで検出されていること。
しかも、国の定める暫定目標値よりも、はるかに高い濃度で検出されているのです。
PFAS全国の汚染の現状
全国各地の河川や地下水などが「PFAS(ピーファス)」と呼ばれる化学物質によって汚染されている現実が日々刻々と明らかになりつつあります。
去年10月には、岡山県吉備中央町で水道水から国の暫定目標値の28倍もの濃度のPFASが検出されていたことが発覚。
▶吉備中央町のPFAS問題、岡山県調査 ダム上流で基準の74倍(朝日新聞)
岡山県吉備中央町だけではありません。
PFAS汚染 全国マップ(河川・地下水等 令和4年度)によると全国各地で検出されています。
【出典:NHK】
とはいえ、現状、PFASの水質検査は自治体の任意のため、全国的な状況は把握されていません。
2024年5月、国はようやく重い腰をあげ、全国の水道事業者などに水質検査の結果などを9月末までに報告するように要請したそうです。
すでに全国各地の水道水からPFASが検出されていますが、これによりさらに検出される地域が増えると思われます。
日本政府の動き鈍すぎ!
PFASは体から排出されない
PFASは、人体の中でも分解することができない性質のため、腎臓からほぼ排出できません。
また肝臓から胆汁として排出されても、腸管で再吸収される『腸肝循環』が起こってしまいます。
つまり、日常的にPFASを摂取し続けていると、ほぼ排出されることなく、たまっていく一方。
下記のフライパンの記事にも書きましたが、、毎日使っているフッ素加工(テフロン加工)のフライパンも同様のリスクがあります。
まだの方は、こちらの記事も参考にしてください。
仮にPFASの摂取を止めることができたとしても、体内に取り込まれたうちの95%を排出するのに、およそ40年もの時間がかかるという試算もあるほどだそうです。
PFASは煮沸しても意味がない
PFASの記事を読むと、コメントで「うちは昔から煮沸しているから大丈夫」と書いている方を見かけますが、PFASは煮沸しても除去されることはありません。
ミネラルウォーターは公表義務がない
ミネラルウォーターはメーカー各社にPFAS含有量の公表義務がないため、正確にはわかりません。
ミネラルウォーターの専門家という方が以前メディアで「各メーカーが利用する水源地から推測すると基準値はクリアしているだろう」と言っていましたが…
最近になってこんなニュースが!!
神戸市内で製造されたミネラルウォーターから、発がん性の恐れが指摘される化学物「 PFAS 」が高濃度で検出されていたことがわかった。
商品化されたペットボトルでは、最高で水道水に対する国の暫定目標値(1リットルあたり50ナノ・グラム)の2倍にあたる濃度を検出していた。
【出典:Yahoo!ニュース】
市販されているペットボトルのミネラルウォーターから、水質管理のための目標値の2倍の濃度のPFASが検出されていたそうです。
しかも、高濃度が確認されたあとも、少なくとも1年以上放置して販売!!
企業名は公表されておらず、備蓄している水にもあるのでは?と不安になりますね…
PFAS漏れ事故を非公表にしていた
米軍横田基地(東京都福生市など)で2023年1月に発生した高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水の漏出事故について、日米両政府が非公表とする方針で合意していたことが、政府関係者への取材で分かったそうです。
2023年1月の漏出事故
2023年1月25、26日に基地内のショッピングモールの物販搬入口で発生。地下水や河川の国内の暫定指針値の5万3000倍にあたる濃度のPFASが含まれた汚染水約760リットルがコンクリートの地面などに漏出。米軍は、基地外へとつながる福生市の排出口をふさぎ、地面上の汚染水は拭き取ったため「基地外への流出はなかった」と防衛省に説明しているという。一方、同基地では2010〜22年にも7件の漏出事故があったことが、明らかになっている。この7件は米側は防衛省に情報提供し、同省が地元自治体に説明。ただ、一部事故について同省は提供を受けてから4年半放置するなどしていたことが2023年7月に判明し、地元から批判を浴びた。
【出典:東京新聞】
なんと、日本政府は、米軍側から事故についての説明を受けた際、情報を外部に出さないよう求められ、これに従っていた!!
詳しくは、下記を参照してください。
▶「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす
こんな状態なので、自分で自分を守る対策が急務です!
PFASに対して効果的な対策
PFAS研究の第一人者である京都大学准教授の原田氏によると…
入浴やシャワー、洗顔など肌を通じて体内に入る経皮吸収というルートもあるが、高濃度に汚染された水でなければ、大した摂取量にはならない。
それよりむしろ、PFASは腸管での吸収がよいため、飲用に使う家庭の水道水こそ注意が必要とのこと。
そこで個人でできる最も効果的な対策は、家庭の蛇口に浄水器を取り付けることに尽きるそうです。
高い濃度のPFASが検出された東京の多摩地域や沖縄で調査した際も、浄水器などを利用されている人の方が、そうでない方と比較して血液中のPFAS濃度が低く出たそうですよ。
浄水器が一定程度、有効であることを物語っていますね。
PFAS除去できるおすすめ浄水器&ウォーターサーバー
すでに浄水器やウォーターサーバーを使用しているご家庭も多いと思います。
とはいえ、数えきれないほどの種類があるので、今使用している浄水器やウォーターサーバーがPFAS除去までできているのか気になりますよね…
実は、浄水器の除去項目は、「家庭用品品質表示法」で定められています。
しかし、なんと、PFASは対象外であるため試験をしていないメーカーがほとんどなんです!
これでは不安ですよね。
ということで…
PFAS(ピーファス)」中で、特に有害性が高いとされるPFOS〈ピーフォス〉と、PFOA〈ピーフォア〉と呼ばれる二つの化学物質を除去できる浄水器&ウォーターサーバーを調べてみました。
PFASは、活性炭である程度除去できるとされていますが、そこに触れられていなかったり、あいまいだったりする浄水器は除外し、明確にPFAS除去について触れられている浄水器で絞りました。
ゼンケン 浄水器アクアセンチュリースマート
【出典:楽天市場】
まず、一つ目、ゼンケン 浄水器アクアセンチュリースマート 。
高性能なろ過材で、残留塩素やトリハロメタン、有機フッ素化合物の一種であるPFOSやPFOAなどの有害物質を除去します。
スッキリシンプルなデザインで、1人~3人くらいの少人数の家庭向け。
浄水、原水、原水シャワー対応で、50℃まで温水が浄水可能です。
【ろ材の種類】
- 活性炭(粒状活性炭・繊維状活性炭)
- 中空糸膜・不織布
- ろ材以外の封入材料:サンゴ未焼成カルシウム(コーラルサンド)
【ろ材の交換時期】1年(1日20L使用の場合)
【浄水能力】7500L
取り付けができない水洗もあるので、こちらで確認してみてくださいね。
▶ゼンケン 浄水器 日本製 1~3人用アクアセンチュリースマート MFH-S75
METASUI 浄水器
【出典:楽天市場】
続いて、METASUI 浄水器。
除去可能物質は、PFOS、PFOAを含む20種。
信州大学が生み出した注目の結晶材料「信州クリスタル」も使用されており、高い金属イオン除去能力を誇ります。
【出典:楽天市場】
【ろ材の種類】
- 活性炭
- 不織布
- 信州クリスタルの浄水テクノロジーを組み込んだMETAフィルター
【ろ材の交換時期】約2ケ月(1日25L使用した場合)約3ヶ月(1日16L使用した場合)
【浄水能力】1500L
取り付けができない水洗もあるので、こちらで確認してみてくださいね。
▶METASUI 浄水器本体 プラス カートリッジ1つ入り PFAS ( PFOS / PFOA ) も除去
ポット型浄水器ウルオ
【出典:楽天市場】
こちらは、ポット型の浄水器ウルオ。
非常に微細な活性炭「ミクロファイン活性炭フィルター」で塩素、農薬、PFOS、PFOA、全23項目の有害物質を除去します。
【出典:楽天市場】
しかも、1Lの水道水をたった5分でろ過できるので、必要な時にすぐに使うことができます。
【ろ材の種類】
- 活性炭
- 不織布
- 珪酸チタン
【ろ材の交換時期】4か月(1日3L使用の場合)3カ月(1日4L使用の場合)
【浄水能力】約360L
ちなみに、ペット用もあるようです。
プレミアムウォーター(停電でも使える)
ウォーターサーバーの導入なら「プレミアムウォーター」がおすすめです。
PFASの検査について公表していなかったり、はっきりと触れていなかったりするウォーターサーバーが多い中、プレミアムウォーターは明確に検査結果を公表。
プレミアムウォーターは、定期的に水質検査結果を常に公表しており、直近の検査においてもPFASは検出されていません。
有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)のうち、有害性が指摘される規制対象物質「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」は検出されておりません。(2024年5月現在)
安全な地下水脈から直接原水をくみ上げていて、4段階以上のフィルターで丁寧に浄水。
水の安全性にこだわっています。
また、お水のボトルは回収せず、毎回新品のボトルを使用しているため、ボトルの衛生面も安心です。
もちろん、防災用備蓄水としても役に立ちます。
プレミアムウォーターの中で、災害時、停電時にもお水を出すことができる機種は以下の2つ。
- スリムサーバーⅢ(ロング・ショートタイプ)
-
amadanaスタンダードサーバー
↓スリムサーバーⅢ(ロング)
↓スリムサーバーⅢ(ショート)
↓amadanaスタンダードサーバー
【出典:プレミアムウォーター】
また、プレミアムウォーターには、災害時に役に立つ非常用キットもあります。
お水ボトルのウォーターサーバーなしで使えるキットで、「お水ボトル専用置台」とボトルに装着する「専用コック」がセットになっています。
【出典:プレミアムウォーター】
水や防災に対する意識の高さ、誠実性がわかりますね。
PFAS除去できるおすすめ浄水器&ウォーターサーバー:まとめ
「日本の水道水は安全である」
ずっとこのように信じて長年生きてきたので、現在の水道水の現状を知っても受け入れられない方も多いのではないでしょうか。
実際、私の地元でも、とある工場付近の井戸や地下水から高濃度のPFOAが検出されました。
その付近は結構昔から井戸を使っている家庭も多かったはず…
長年井戸水を飲んできたから大丈夫でしょと思いたくなりますが…
現実をきちんと見て、それぞれが対策を取らないと自分も家族も守れない時代になってしまったのだなと感じます。
【PFAS除去対応】