被災は1泊2日のキャンプではない!
災害時に必要なのは、火を使わずにすぐ食べられる備蓄食料です。
まず、実際に被災した方の、災害時の食べ物に関する実体験をSNSからご紹介します。
1.災害時に米炊いて食べるってハードルが高い。
被災時の食料は最悪カセットコンロやキャンプ道具、田舎からのお米がどっさりあるから何とかなるか…とか思っていたけど、「災害時に米炊いて食べる」って物理的にも精神的にもかなりハードル高いことだって思った! パッと開けてそのまま口に入れられるようなものが必要。
2.ガス漏れの臭いが充満していて火を起こせる状態にない。
阪神淡路の経験者だけど、地震直後はガス漏れの臭いが充満していてとても火を起こせる状態ではなかったです。火を使わなくても開けてすぐ食べられるものが必要。
3.被災って1泊2日のキャンプじゃない。
台風で被災しましたが、米なんか炊けませんでした。
飲み水の確保もできない中、トイレで汚物を流すための水も、体を拭いたりする水も確保しなきゃならないのに、米炊くための水を毎日用意できる保証はないです!!
被災って1泊2日のキャンプじゃないのよ!水が不要な保存食大事!
4.激しい揺れで火おこしは不可能
311のとき、仙台では揺れに揺れまくり、停電の中ろうそく維持も危なかったです。
つまり揺れるので、火おこしはほぼ不可能といったら伝わりますかね。
火を使わないアルファ米系は本当に必要。
5.ショックで炊いた米は喉を通らなかった。
東日本大震災で無事だったお家でお米を持ち寄って炊いて避難所の200人に配ったけど、ショックで喉を通らない方が多かった。軽く口に入れられる備蓄用食料は絶対必要。
普段キャンプやアウトドアしているし、慣れているから被災したら火を使って米を炊けばいい、と思っていたけど…
実際被災したら火を使う状況にはないケースが多いとのこと。
被災は1泊2日のキャンプではない!まさにその言葉通りですね。
災害時にはガス漏れ、揺れ、水の不足など、さまざまな状況で火を使うことすら危険。
火を起こして火事になる可能性もありますし、被災して怪我している場合もあります。
お米があっても、炊く余裕なし、心身のショックで喉を通らないこともあります。
災害用の備蓄は、通常の元気な状態で考えるのではなく、心身くたびれている最悪なケースで考えておく必要があります。
そこで、すぐに口に入れられる、簡単に栄養補給できる食料備蓄というのはとても貴重になってくるので備蓄しておくといいですね。
ということで、今回は、すぐに食べられる、火を使わずに栄養補給できる備蓄食料を取り上げます。
【防災グッズ】火を使わない!すぐに食べられる食料備蓄5選
1.ライフスープ
災害時、ただお腹を満たすだけでなく、必要な栄養をしっかりと摂ることが重要ですが、「ライフスープ」は、11種類のビタミンと2種類のミネラルをバランスよく配合。
お湯や水を注ぐだけで、すぐに食べられるので、災害時でも手間をかけずに栄養を補給できます。
アレルギー特定原材料28品目や化学調味料、保存料、着色料不使用。
優しい野菜コンソメ味で、心も体もほっとする一杯が手軽に取れます。
2.ライフストックゼリー
ライフストックゼリーは、震災経験から生まれた、災害時に水がなくても栄養と水分を補給できるゼリー飲料です。
ライフラインが停止しても食べやすく、アレルギー特定原材料を使用していないため、誰でも安心して摂取可能。
製造から5年間の長期保存が可能で、コンパクトなパッケージは省スペースで保管でき、ゴミもかさばりません。
防災リュックに入れておくのにもいいですね。
3.ひだまりパン
尾西のひだまりパン5年間の長期保存が可能なパン。
パネトーネ種による乳酸菌と特殊包装で、しっとりした食感を保ちながら災害時に備えられます。
私は以前、缶詰のパンを用意していましたが、手を汚さずに食べられ、ゴミも少ないこのパンに切り替えていこうかなと思っています。
味も普段と変わらず美味しく、食欲が落ちた時でも食べやすいです。
おやつや軽食としてもおすすめです。
4.7年保存クッキー
7年保存クッキーは、過酷な環境でも保存可能な非常食。
-20℃から80℃の耐温度範囲を持ち、車載用にもおすすめです。
チーズやパンプキン、ココナッツの3種類の味があり、甘さ控えめでしっかりとした食べ応えが特徴。
我が家でも車に備えており、ザクザクした食感が人気です。
ただ、クッキーは固めなので、歯の悪い方や高齢者には向かないかもしれませんが、その分満腹感があります。
5.えいようかん
カロリー密度が非常に大きい羊羹はエネルギー面で優れており、かつ携帯しやすい優秀な食料です。
特におすすめなのは井村屋のえいようかん。
長年の井村屋羊羹製造技術を生かした5年の長期保存でスッキリとした甘さが特徴。
チョコ味もありますが、生チョコのような食感でとっても美味しいですよ。
【防災グッズ】火を使わない!すぐに食べられる食料備蓄5選
最悪なケース、いざという時に備えて、すぐに食べられて栄養が摂れるものを用意することが大切。
火を使わずに、開けてすぐに食べられる備蓄食料が、自分と大切な人の命を守るかもしれません。
日常生活の延長として備蓄を見直し、非常時にも安心できる準備をしていきましょう。
動画はこちら↓