2024年は1月1日から能登の地震、直近だと8月には宮崎県でマグニチュード7.1の地震。
それに伴い南海トラフ地震
臨時情報の発表。
そうかと思えば、台風直撃・線状降水帯と…
数か月単位で何かしらの災害が起こっています。
防災意識が高まる昨今、今回は防災リュックに入れておくと意外に役立つ6つのアイテムをご紹介します。
これらのアイテムは、過去の大災害の事例、被災経験から実際に役立つことが確認されています。
皆さんの防災リュックに、ぜひ加えてみてください。
防災リュックに入れて!経験者が実際に役立った意外なもの6選
抗菌目薬
災害時には、埃やゴミが舞い上がり、目に入ることが多くなります。
2011年の東日本大震災では、避難所で多くの人が結膜炎などの目のトラブルに悩まされました。
瓦礫や砂埃が原因で目を痛めるケースが続出し、避難所に目薬が足りなくなったという報告もあります。
抗菌目薬があれば、目の炎症を抑え、症状が悪化するのを防ぐことができます。
特に使い捨てタイプの抗菌目薬は衛生的で、防災リュックに入れておくと非常に安心です。
ロングスカート
避難所ではプライバシーが確保しにくいことが問題となります。
2016年の熊本地震では、避難所での着替えや授乳が難しく、多くの女性がストレスを感じたと言われています。
そんなとき、ウエストがゴムの長いロングスカートは、首から被ることでポンチョのように使え、その中で着替えをすることができます。
ある避難者は、「スカートは頭から被って使うことで、周りの視線を気にせずに着替えられて安心できた」と語っており、プライバシーを守るための工夫として非常に役立ちます。
防災リュックに一枚加えておくことで、安心感が格段に増しますよ。
着圧ソックス
2019年の台風19号では、多くの避難者が長時間の避難所生活でエコノミークラス症候群を発症する危険性が指摘されました。
特に、高齢者は動くのが難しく、長時間同じ姿勢を続けることで、血流が滞りやすくなります。
着圧ソックスは、ふくらはぎに圧をかけて血流を促進し、エコノミークラス症候群の予防に効果的です。
実際、避難所に着圧ソックスを持ち込んでいた人たちは、「足のむくみやだるさを感じることが少なく、避難生活を乗り切る助けになった」と述べています。
女性だけでなく男性用も販売されているので、防災リュックに加えておくと安心ですよ。
スリッパ
避難所では、硬い床での生活が続きます。
2011年の東日本大震災の際、避難所の体育館で生活していた方々は、足元の冷えや疲れに悩まされました。
特に寒い時期や夜間には、足元を温かく保つことが難しく、多くの人が不快な思いをしたと言います。
また、ガラスや釘などが散乱している場所を歩くこともあり、足元の保護が必要です。
そこでおすすめなのが『防災スリッパ』。
このスリッパには踏み抜き防止シートが内蔵されており、ガラスや釘などの危険物から足を守ることができます。
防災リュックに一足加えておけば安心ですね。
風呂敷
風呂敷は日本の伝統的なアイテムですが、災害時にも非常に多用途で役立ちます。
風呂敷は、軽くて持ち運びが簡単で、怪我をした際の三角巾として使ったり、頭巾やマスク代わりに使ったりできます。
また、撥水タイプの風呂敷なら、バッグの形に結んでバケツ代わりに水を運ぶことも可能です。
非常に多用途であり、いざという時に大きな助けとなります。防災リュックに風呂敷を一枚加えておくと、様々な場面で役立つこと間違いありません
洗濯ネット
2018年の西日本豪雨の際、多くの避難者が洗濯物の手洗いや干す場所に困りました。
洗濯ネットは、手洗いの際に衣類をネットに入れて洗うことで、周囲の目を気にせずに洗濯ができます。
また、通気性が良いため、洗濯物をネットごと干すことができ、衛生的です。
さらに、洗濯ネットを枕として使うこともできます。避難所では、硬い床で寝ることが多いため、衣類やタオルを洗濯ネットに詰めることで、即席の枕を作ることができます。
また、食品の水切りや乾燥にも使えるため、非常食の準備にも役立ちます。
洗濯ネットは、防災リュックに入れておくと、非常時に多用途に使えるアイテムです。
防災リュックに入れて!経験者が実際に役立った意外なもの6選
以上、防災リュックに入れておくと役立つ意外な防災グッズ6選でした。
これらのアイテムは、過去の大災害時に実際に役立ったものであり、皆さんの防災リュックにも加えていただきたいものばかりです。
日頃から防災の備えをしっかりと行い、いざという時に備えておきましょうね。
動画はこちら↓