防災リュックの中身何入れる?中身リストが知りたい!
今回は防災リュックの中身リストをまとめます。
実際、東日本大震災で避難経験がある友人のアドバイスとSNS上の避難経験者のコレがあって良かった、これがなくて困ったというリアルな意見から厳選。
防災リュックに入れておきたいもの24選をまとめました。
- 防災リュックの中身リストおすすめ24選!経験者の声から厳選
- 防災リュックの中身①水
- 防災リュックの中身②食料
- 防災リュックの中身③食事に必要なもの
- 防災リュックの中身④着替えポンチョ
- 防災リュックの中身⑤簡易トイレ・トイレットペーパー・ビニール袋
- 防災リュックの中身⑥口内環境を維持するもの
- 防災リュックの中身⑦モバイルバッテリーとケーブル
- 防災リュックの中身⑧懐中電灯・ランタン・ヘッドライト・電池
- 防災リュックの中身⑨下着・衣類・靴下・帽子
- 防災リュックの中身⑩折り畳みスリッパ
- 防災リュックの中身⑪体を衛生的に保つもの
- 防災リュックの中身⑫脳を休ませるもの
- 防災リュックの中身⑬体の体温維持・体を休ませるもの
- 防災リュックの中身⑭衛生用品・救急セット
- 防災リュックの中身⑮洗濯ネット・洗濯ロープ・洗濯はさみ
- 防災リュックの中身⑯生理用品・おりものシート(女性)
- 防災リュックの中身⑰ウォーターバッグ
- 防災リュックの中身⑱タオル・さらし
- 防災リュックの中身⑲眼鏡
- 防災リュックの中身⑳ラジオ
- 防災リュックの中身㉑ホイッスル
- 防災リュックの中㉒弾性ストッキング
- 防災リュックの中㉓貴重品・小銭などの現金・お薬手帳
- 防災リュックの中㉔その他
- 防災リュックの中身リストおすすめ:まとめ
防災リュックの中身リストおすすめ24選!経験者の声から厳選
不安が大きくなると防災リュックにあれもこれも入れてしまいがち。
私自身も詰め込みすぎて背負うだけでも一苦労、こんなんじゃ逃げられないよなんてこともありました。
基本的に防災リュックに入れるものは貴重品や常備薬、少量の水、衛生用品など、必要最低限のものだけ。
防災リュックの重さの目安としては、一般的に男性は15kg、女性は10kg程度といわれていて、あまりにも重過ぎると避難行動に支障が出てしまいます。
防災リュックはその人に合った中身を選ぶ必要があります。
防災リュックの中身リストを参考に優先順位をつけて選び、オリジナル防災リュックを作って備えておきましょう。
防災リュックの中身①水
人間が生きていくうえで、一番大切な水。
飲料用以外にも衛生面の保持に使ったりと、水にはさまざまな用途があります。
防災リュックに入れる量としては、できれば500mlペットボトルを3本(約1日分)は確保しておくといいそうです。
リュックにいれて長期間放置できる500mlサイズの水も販売されています。
重さが気になる方には、こんな感じのパウチタイプの水も軽くておすすめです。
防災リュックの中身②食料
アルファ米やパックごはんが推奨されることもありますが、水やお湯が手に入らない上、手間もかかり実際は大変だったそう…
もちろん、アルファ米の備えは必要だけどね。
できればすぐに食べられるものや体に優しいおかゆなどがおすすめ!
また、災害時は長期間、野菜、タンパク質は手に入りません。
体調に直結するため、こういった青汁が重宝します。
また同様にビタミン不足になるためマルチビタミン、手軽にタンパク質が取れるタンパク質補助食品などは必須だそうです。
あともう一つ、いつも食べているような好きなもの、甘いもの、お菓子などがあると、精神的に落ち着くので入れておくとよいそうです。
尾西のミルクスティックやえいようかんもおすすめです。
防災リュックの中身③食事に必要なもの
食事に必要なもの(プラスチックの食器・コップ・お箸・スプーン アイラップ、ラップ、アルミホイルなど)です。
実際は割りばし、紙皿よりプラスチックの食器、コップ、お箸の方が衛生的で良かったとのこと。
また、食品にかけてもOKのアルコールパストリーゼを小分けスプレー入れておくと、水がない状況でも便利だったそうです。
防災リュックの中身④着替えポンチョ
避難生活では着替え時、睡眠時もプライバシーはありません。
タッチアップテントを立てるスペースもないため、着替えポンチョが必要だったそうです。
以前、警視庁の災害対策課がSNSで防災リュックにロングスカートを入れておき、着替えの目隠しに使うことを発信されていましたね。
母親が「非常持出袋の中に長めのスカートを入れているの」と妻に話していたので、私が「ズボンの方が動き易くない?」と言うと、母親が「スカートは履くだけではなく、避難所で頭から被って使うと衣服を着替えることもできるの」と答えたので、私は女性ならではの視点に「なるほどな」と感心しました。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) May 22, 2018
防災リュックの中身⑤簡易トイレ・トイレットペーパー・ビニール袋
多くの災害時、避難所のトイレは使えなり衛生状態が悪化します。
必ず、リュックにも簡易トイレをいれておきましょう。
シートタイプや凝固剤タイプがありますが、防災リュク内に入れるものはかさばりにくい凝固剤タイプがおすすめ!
100均で販売している携帯トイレも役に立ちます。
合わせて、トイレットペーパー・大きな黒のビニール袋や臭いを防ぐBOSSのビニール袋も入れておくと安心です。
防災リュックの中身⑥口内環境を維持するもの
歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュ口内環境を清潔に保てるものも必要です。
水がない時に使いやすい指サック型歯磨きシート、歯ブラシに歯磨き粉が付いているものなどもおすすめです。
忘れがちですが入れ歯の方は入れ歯洗浄剤も必ず入れておくようにしましょう。
防災リュックの中身⑦モバイルバッテリーとケーブル
実際に被災した方の「あってよかった」「なくて困った」と感じたグッズの1位はモバイルバッテリースマホ充電器だそうです。
モバイルバッテリーはリュックに入れっぱなしにしておくと少しづつ電池が減ってしまいます。
定期的にチェックするか、普段使いしているものを常に満タンにしておく必要があります。
またケーブルも忘れがちなので予備を入れておくといいですね。
防災リュックの中身⑧懐中電灯・ランタン・ヘッドライト・電池
大規模な停電時、真っ暗闇になると、周囲が見えなくなり危険なだけなく心理的な不安を増長したりパニックを引き起こしたりすることもあるそうです。
明るい懐中電灯やソーラーで充電できるランタン、手を自由に動かせるヘッドライトもあると役立つそうです。
また、予備用の電池も併せていれておきましょう。
こちらの懐中電灯は避難していた人におすすめされて買ったものですが、かなり明るいです。
また、こちらのソーラーランタンはこんなにコンパクトになり軽いので防災リュックに入れるのに最適です。
防災リュックの中身⑨下着・衣類・靴下・帽子
避難所に来る人のほとんどは着の身着のまま。
その服装で数日を過ごし、少し落ち着いたら自宅を見に行き、無事なら衣類を持ち出し、避難所で暮らす人が多いそうです。
しかし、衣類を取りに行けない場合は支援物資を頼ることになります。
ただ、衣類の支援は届くまでに数日~1週間程度かかるのが通例で、市町村の備蓄もほとんどありません。
特に大切なのが下着、できれば1週間分。
速乾性のあるナイロンやポリエステル素材のもの、女性は黒やグレーのカップ付きのキャミソールやタンクトップがおすすめです。
服は、普段着というより、ジャージーやトレーナーのようなものが便利で寝る際も、作業するのにも使いやすいそうです。
また、お風呂に入れず髪の毛がベタベタになるのでカバーするための帽子もあるといいでしょう。
防災リュックの中身⑩折り畳みスリッパ
今回の地震も話題になっていましたが…
はじめのうちは緊急ということで避難所が土足だったのを衛生面を考慮して止める、土足厳禁になった避難所があるそうです。
石川 能登町の避難所で土足禁止の取り組み 感染症リスク対策でhttps://t.co/TCC7R9KpVU #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 28, 2024
とはいえ、避難所では大勢の方が避難されるのでスリッパが足りません。
防災リュックに折り畳みスリッパをいれておくようにしましょう。
私も防災リュックに折り畳みスリッパをいれています。
防災リュックの中身⑪体を衛生的に保つもの
災害時は長期間シャワーをあびることができないため、ウエットティッシュ、ボディシート、クレンジングシート、洗い流さないシャンプーなど体を衛生的に保つものが必要です。
着の身着のまま避難してくるため、化粧をしたままの人も多くクレンジングシートや洗顔シートが役に立ちます。
また、避難所はほこりが多く、乾燥しているため、オールインワンなど簡単なスキンケア用品もあった方が良いそうです。
防災リュックの中身⑫脳を休ませるもの
避難所は明るく騒がしいので「光と音」のストレスでまいってしまう人が多いです。
そこで「アイマスクと耳栓」があると便利!
少しでも脳を休ませると気持ちがだいぶ変わるそうです。
防災リュックの中身⑬体の体温維持・体を休ませるもの
体温維持ができるホッカイロ・アルミシート・レインコート・防寒具が必要です。
また避難所では冷たい床に座ったり、寝たりするため、お尻・体の下にひくもの、エアーマット、折り畳みのヨガマット。
腰の悪い人は折りたためる小さな椅子があると便利だそうです。
ちなみに、アルミシートの音でトラブルになることがあるそうで音が鳴りにくいタイプを2週間くらい前に注文しましたが、注文殺到で発送は2月中旬だそうです。
みんな備え始めていますね。
防災リュックの中身⑭衛生用品・救急セット
ウエットティッシュ・アルコール綿・目薬・毛抜き・爪切り・マスク・熱さまシート・常備薬・絆創膏などの衛生用品・救急セットもまとめていれておきましょう。
避難所のほこりと乾燥、汚れた手で目を触ってしまったことで目に問題が起こるケースがあるそうなので、目薬があると役に立つそうです。
防災リュックの中身⑮洗濯ネット・洗濯ロープ・洗濯はさみ
状況が落ち着いてくると、被災していないコインランドリーまで行ったり、洗濯物だけ自宅に干したりする人も多いそうです。
とはいえ、特に女性の下着は人目もあり干しづらいです…。
洗濯ロープや洗濯ばさみ、タオルなどがあれば、洗濯物を目隠ししながら干したり、着替えの際にも使えます。
また重宝するのが『洗濯ネット』。
下着を洗って入れたまま干せて便利だったそうです。
防災リュックの中身⑯生理用品・おりものシート(女性)
断水時は洗濯もしばらくできませんが、そんな時に役立つのがおりものシートやショーツタイプのナプキン。
服は多少汚れても大丈夫ですが、下着はできるだけ衛生的に保ちたいですよね。
そんなとき、おりものシートを使えば、同じ下着でも数日はしのげます。
防災リュックの中身⑰ウォーターバッグ
給水車が来たとしても水が運べないとどうにもなりません。
防災リュックに入れてもかさばらない折り畳みウォーターバッグがあると便利です。
これはセリアのものですが、私が行ったときはどこも売り切れ…
3軒目でやっと見つけました。
備え始めている方が増えているんですね。
防災リュックの中身⑱タオル・さらし
タオルは薄手で乾きやすいものが重宝するそうです。
また、さらしは何通りもの使い方ができる災害時最強アイテム。
私も以前から備えています。
タオル替わりに使うだけでなく…
- 捻じるとロープや紐
- 布巾や雑巾
- 包帯
- マフラーや腹巻など防寒具
- ケガをした箇所の固定、止血、簡易ギプス
- 担架
- 腰痛防止(コルセット)
- 熱中症予防
- 防災ずきん
- 布おむつ、布ナプキン
- 歯磨き
- アイマスク
- よだれかけ
- 座布団
- メジャー変わり
- おんぶ紐、抱っこ紐
- のぼりなど
数えきれないほどの使い道がありますよ。
防災リュックの中身⑲眼鏡
普段コンタクトの方も必ず予備の眼鏡をいれておきましょう!
真っ暗で激しい揺れの中、枕元のメガネをなかなか見つけることができなかったケースもあります。
多少度が合わなくてもないよりマシ!
古い眼鏡は防災リュックに備えるのがおすすめです。
防災リュックの中身⑳ラジオ
ラジオには手回しラジオやソーラー充電、電池タイプなどいろんなタイプがありますが、災害時には乾電池タイプが一番役に立つそうです。
乾電池がないと利用できないため、防災ラジオと一緒に乾電池も忘れずに備えておく必要があります。
また、災害時はAM放送が聴き取りにくいため、FMの電波を利用してAMが聴ける「ワイドFM」」に対応しているものがいいそうですよ。
2024年2月1日、こんなニュースが入ってきています。
AMラジオ34局、1日から順次運用休止。FM転換目指す https://t.co/q6Vl0yGovR #AMラジオ pic.twitter.com/fwx8pZswll
— AV Watch (@avwatch) February 2, 2024
休止中の代替手段として、FMラジオ(周波数76.1~89.9MHz)、もしくはワイドFMラジオ(周波数90.0MHz~94.9MHz)などでの聴取を呼び掛けています。
防災リュックの中身㉑ホイッスル
声を使わずに自分の居場所を知らせることができるホイッスル。
災害時に身動きがとれなくなった時や危険な目に遭いそうになった時に助けを呼ぶためにも活躍します。
小さく軽量なので携帯性も良く、防犯ブザーと違って電池も使わないのでうっかり電池切れということもありません。
軽くふくだけで大きな音が出るホイッスルを選ぶようにしましょう。
防災リュックの中㉒弾性ストッキング
2024年1月1日の能登地震でも被災地に「弾性ストッキング」なぜ送った?という意見が上がってネットでも話題になっていましたね。
足の血栓防ぐ「弾性ストッキング」を被災地に 国、関連死予防で:朝日新聞デジタル https://t.co/Irv3IdPPZJ #能登半島地震
— 【公式】e-resident (@e_resident) January 11, 2024
弾性ストッキングという名前でイメージがわきにくいのかもしれませんが…
女性が履くストッキングではなく「エコノミークラス症候群予防用ソックス」です。
私は以前、手術後寝たきり状態のときに弾性ストッキングを履いくように言われ、おかげで血栓が出来ることもなく無事退院できました。
もちろん防災リュックにも医療用の弾性ストッキングを入れています。
こちらの弾性ストッキングはお気に入り。
一般医療機器メディカル着圧ソックスで着圧がきつすぎず、快適に過ごせますよ。
防災リュックの中㉓貴重品・小銭などの現金・お薬手帳
災害時、現金しか使えなくなるので小銭など必ず入れておきましょう。
通帳や印鑑を入れた方が良いのか迷う方がいると思いますが…
災害時の場合、基本、通帳や印鑑がなくても、本人確認さえできれば一定の金額まではお金を引き出すことができます。
【出典:全国銀行協会】
とはいえ、確認に時間がかかることがあるそうなので、通帳のコピー、もしくは口座番号がわかるメモなどを入れておくと良いそうです。
同様に、お薬手帳、またはコピーを入れておくといいでしょう。
防災リュックの中㉔その他
軍手・ガムテープ・筆記用具・はさみ(カッター)油性ペン・メモ帳・家族(ペットも)の写真なども入れておくと良いそうです。
防災リュックの中身リストおすすめ:まとめ
以上、リアルに合って良かった、なくて困った、防災リュックのおすすめ中身リストでした。
ちなみに、防災リュックには入りませんが、やはり寝袋は絶対あった方がいいとアドバイスをもらったので、うちも改めて備えました。
もちろん年齢・地域・家族構成・災害の種類によっても備えるものは変わってきます。
また今回紹介したものを全てそろえるべきというわけではなく、それぞれが優先順位をつけて自分に合ったオリジナルの防災リュックを作っていくことになります。
防災リュックが完成すると「これさえ持って逃げれば何とかなる」という自信と安心感が高まりますよ。