ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食できる食材を7つ厳選して紹介します。
ストックしておくといざというときにも役に立ちますよ。
ストックしておくと便利な食材!日本の永久保存食7選
梅干し「塩をたっぷり使ったすっぱい梅干し」
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食1つ目は「梅干し」。
塩分濃度20%だと雑菌が繁殖せず常温で長期保存できます。
しかし、近頃は塩分の摂りすぎが体によくないという理由で塩分10%以下の減塩梅干しが多くなりました。
スーパーに売っている「要冷蔵」と書いてある梅干しはほとんどコレです。
かつては、塩分濃度が高い、7年くらい常温保存できるたくわんもありました。
梅干しは疲労回復効果があるクエン酸、高い抗酸化作用のカテキンやポリフェノール、ほかにもカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンE、鉄、植物性乳酸菌が含まれています。
災害時にレトルトパックやアルファ米のごはんに梅干しを足すだけで一気に栄養がアップします。
うちも自家製梅干しを作っていますよ。
作るのが大変という場合は、楽天など通販でも無添加の昔ながらの梅干しが購入できます。
本枯節
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食2つ目は「本枯節」。
賞味期限は一応ありますが、保存環境さえしっかりしていれば基本本枯節に賞味期限はありません。
私も本枯節と削り器を備蓄しています。(ふるさと納税でも購入できるものがあります)
本枯節のだしは雑味の少ない上品な香りのするだしがとれ、美味しさは格別!!
本枯節と似ているものに荒節がありますが、いぶす工程までのものを「荒節」
その後カビ付け(熟成)したものを「枯れ節」
更に天日干し、カビ付けを3~4回以上繰り返したものを「本枯れ節」と呼びます。
本枯れ節になるまでにはなんと半年ほどかかり、更に1年、2年と寝かせ、熟成させていきます。
これだけ手間ひまをかけて作られる本枯れ節(本節)は、カビ付けの作用によって、
- 水分が吸収され乾燥することで長期間保存可能
- 脂肪分分解によりすっきりした清澄なだしがとれる
- うまみ成分アップ!深みのある味になる
しかも、だしをとった時にも日持ち期間に違いが出るんですよ。
高野豆腐
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食3つ目は「高野豆腐」。
高野豆腐は、およそ800年前の鎌倉時代、高野山の僧侶たちの手によってつくられた「凍り豆腐」がはじまりとされ、地域によっては、別名「しみ豆腐」とも呼ばれています。
↓このしみ豆腐とっても美味しい!↓
水分が抜けることで栄養成分がギュッと濃縮されていて、なんと高野豆腐の約50%がたんぱく質でできています。
高野豆腐というと、扱いにくいイメージがあるかもしれませんが、極小高野豆腐や粉豆腐は常備しておくととても便利です。
私が特に気に入っているのが雪豆腐!
通常の粉豆腐より味の染み込みが良く、名前の通り雪のように口当たりがよく、とっても美味しいんですよ。
味噌
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食4つ目は「味噌」。
日本の伝統的な永久保存食代表ですね。
味噌は日本古来の発酵食品。
味噌汁が庶民の味として定着してきた江戸時代には「みそは医者要らず」「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」ということわざがあるほど重宝してきた食材です。
今は、出汁入りみそなど便利なお味噌がいろいろ出ていますが、長期保存で考えるなら大豆・麹・塩で作った昔ながらの味噌。
自宅でも簡単にお味噌が作れますよ。
まだ発酵、熟成中…
塩
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食5つ目は「塩」。
水分を抜く性質を活かし、食材はもちろんのこと、付着する細菌からも水分を奪うので、古くから食品の保存に使われてきた貴重な保存食です。
人間の生命維持にも欠かせません。
生命が海から陸に上がるとき、海水と同じ成分を体内に持ち込んだそうでそれが血液や体液。
血液と海水の成分はほぼ一緒で体液のミネラル組成も海水とほとんど同じと言われています。
私たちの体には塩は必要不可欠だということがわかりますね。
体内で作り出すことはできないため、食べ物として摂取しなくてはならず、災害時の備えとしてもなくてはならない食品です。
乾燥豆
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食6つ目は「乾燥豆」。
乾燥豆は水分が 少ないため 保存環境に気を付けることで長期保存が可能です。
また、乾燥豆は安くて経済的!
インフレ・値上げが激しい昨今には必ず備蓄しておきたい食材の一つです。
『煮豆の小袋』や『煮豆缶』はとても便利ですが、同じ金額で倍以上の量を購入することができます。
いうまでもなく栄養満点の食材ですが、水分を含めば2倍の量に!節約料理、かさましにも使えます。
下処理が必要な点だけデメリットですが、保温鍋や保温ポットなどを使えば放置してだけでゆでることができます。
大量に作ったあとは、冷凍保存しておけばOK。
うちも、乾燥豆は欠かさず備蓄していて、最近は高くなった肉や魚の代わりにしています。
また、こんな感じでもやしも作っています。
乾燥豆で作ったもやし、美味しいですよ。
醤油
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食6つ目は「醤油」。
醤油の基本原料は大豆・小麦・食塩。
大豆のたんぱく質がうま味成分のアミノ酸に分解され、小麦のでんぷんが甘味や香りのもとになるブドウ糖に分解、そして、食塩によって雑菌から守りゆっくり時間をかけて醸造させていきます。
醤油は常温保存が可能なので、災害時にもいつもの味が味わえ、精神的ストレスを軽減。
レトルトパックのご飯に醤油を垂らすだけでも気持ちが軽くなりそうですよね。
うちは、普段使用する調味料はなるべく安心安全なものを選ぶようにしていますが、その中でも特に気に入っているのは静岡県掛川市『栄醤油醸造』の醤油です。
栄醤油醸造は、江戸時代、寛政7年創業の醤油醸造元で醤油作り200年以上。
しかも、昔ながらの木桶造りのお醤油。
栄醤油、甘露醤油、薄口しょうゆ、かつおだし醤油、ポン酢などいろんな種類があっておいしさの格が違う!
全国的には知られていないかもしれませんが、どのお醤油もとってもおいしいんですよ。
ストックしておくと便利な食材:まとめ
ストックしておくと便利!日本の永久保存食、長期保存食できる食材でした。
災害時に特化した食料の備蓄も大切ですが、昔からある長期保存できる食材もいざというときに役に立ちますね。