ちょっと前にこんなニュースが飛び込んできました。
よつ葉乳業の“バターの自主回収”。
その数、なんと628万個。
かなりの規模です。
このニュース、冷蔵庫を覗いた人も多いのではないでしょうか。
かくいう私も、「あれ?うちにもあったよね、これ」と確認。
回収対象の2025年8月4日までの賞味期限のものがありました。
動画はこちら↓
よつ葉バターの回収について
まず、ニュースの内容を整理しておきますね。
今回自主回収の対象となったのは、「よつ葉バター 加塩 150g」など13商品。
北海道の音更工場で製造され、製造管理番号が「CC」から始まるもの、賞味期限が2025年4月30日~10月8日までの商品です。
きっかけは、消費者からの異物混入の指摘。
製品を検査したところ、ステンレス鋼線が確認されました。
よつ葉乳業の対応
では、よつ葉乳業の対応はどうだったのでしょうか。
結論から言うと、非常に迅速かつ誠実な対応だったと思います。
消費者からの申し出があったのは4月上旬。
自主回収の発表は4月15日と、約1週間ほどで決断しています。
この「自主回収(リコール)」というのは、
企業が行政指導を受ける前に、自らの判断で製品を回収することを指します。
誤解を恐れずに言えば、問題があるとわかったときに「逃げずに向き合えるか」が問われる判断。
そして実際、SNS上でも
「よつ葉はちゃんと対応してる」
「回収したからこそ安心できる」
という声が多く見られました。
信頼って、完璧であることじゃないんですよね。
問題が起きたときに、どう誠実に向き合うか、そこに企業の本質が出るのかもしれません。
よつ葉乳業は外資に狙われている?
今回、「よつ葉乳業が外資に買収されるんじゃないか?」そんな話を見かけます。
たしかに、信頼している企業が「乗っ取られるかも」と聞くと、不安になりますよね。
でも、ここは感情だけではなく、事実として知っておくべきポイントがあります。
まず、よつ葉乳業という会社の出自から整理しておきます。
1967年、北海道十勝地方の8つの農業協同組合(農協)が出資して設立したのがはじまりです。
当初の社名は「北海道協同乳業株式会社」。
後に「北海道農協乳業株式会社」を経て、1986年に「よつ葉乳業株式会社」となりました。

つまり、北海道の酪農家が中心となってつくった、農協系の企業。
今でもそのDNAはしっかり残っていて、企業規模が大きくなった今も、ホクレン農業協同組合連合会(ホクレン)の関連法人として農協グループの一角として機能しています。
そしてもうひとつ、大きな特徴があります。
よつ葉乳業は非上場企業です。
つまり、株式を市場で自由に売買することはできません。
これをざっくり言うと、
「知らないうちに株を買われて、会社が乗っ取られていた」
という事態にはなりにくい構造だということです。
この点は、事実として知っておくべきことだと思います。
もちろん、絶対に安心という話ではありません。
昨今はありえないことが起こりうる世の中なので、たとえば、業務提携などを通じて外部資本が入り込むケースも、理論上はゼロではありません。
でも、少なくとも現在のよつ葉乳業には、“乗っ取られやすい構造的リスク”は極めて低いと言えると思います。
よつ葉乳業のおすすめはコレ!備蓄におすすめの商品も紹介
そういうわけで――。
私は今回の一件で、やっぱり「応援したい企業のものを、買い続けよう」と思い、もちろんすぐに追加でいろいろ注文しました(笑)
もともと常備していたものもあったんですが、ちょっとした“よつ葉祭り”に…
ということで、ここからは、そんな私が実際に使って、これからも買い続けたいよつ葉乳業の商品、備蓄にもおすすめという商品をいくつかご紹介します。

日常使える・おいしい・助かるものばかり。
よつ葉 脱脂粉乳
これはもう、数年前から備蓄用の定番。
なんども過去の動画でも登場していますよね。
よつ葉の脱脂粉乳は、牛乳から脂肪分を取り除いたもので、保存性が高く、ローリングストック向きの商品です。
お湯で溶かして飲むのはもちろん、パン作りやホワイトソースにも使えます。
私は、普段から1袋使い切ったら買い足す、という形で回しています。
賞味期限も長く、災害時にも役立つので、あると安心ですよ。
北海道生乳100% パンにおいしい発酵バター
これは名前のとおり、パンに塗ると感動する系です。
「生乳100%」というだけあって、乳のコクと香りがしっかり。
それでいて、発酵バターならではの酸味もほんのり効いていて、普通のトーストがぐっと上品な味になります。
お菓子作りにも使えますが、私は専ら“バターが主役”になる朝食で楽しんでいます。
北海道十勝 3種のチーズ
こちらは、チェダー・ゴーダ・モッツァレラの3種類をブレンドしたシュレッドチーズ。
味に深みがあって、ピザやグラタンはもちろん、卵焼きやオムレツに入れるだけで、料理全体のグレードが上がります。
個人的には、香りのバランスが絶妙で、クセがなく、でもちゃんと「チーズ食べてるな」という満足感があります。
冷凍してもパラパラっと使えるので、便利さもいいですね。
北海道十勝 チーズペースト カマンベール入り
これは、ちょっと特別感のあるスプレッドタイプのチーズです。
クラッカーにのせたり、パンに塗ったりするだけで、おうちカフェ感が楽しめます。
カマンベールの風味があるので、チーズ好きにはかなりうれしい味。
ちょっとした贅沢タイムにおすすめです。
ロングライフミルク 北海道特選3.6牛乳
このロングライフミルク、最大のポイントは「常温保存ができる」ことです。
冷蔵庫に入れなくても、未開封で数か月持つので、災害時の備蓄としても非常に優秀です。
でも、それだけじゃなくて、よつ葉なので味もめちゃくちゃおいしいんです。
普通のパック牛乳と遜色なし。
そのうえで、保存できるというのは、ありがたさが違います。
ロングライフミルク ミルクコーヒー・ミルク苺
こちらも常温保存ができるミルク飲料。
ミルクコーヒーは甘さはやや控えめで、ちょうど「ご褒美コーヒー牛乳」くらいの飲みやすさ。
冷やしておいてもおいしいですが、非常用の甘味補給ドリンクとしてもかなり良いと思っています。
そしてミルク苺、ちょっと気になって買ってみたんですが……
これ、かなり当たりでした(笑)
いちごミルク系って、甘すぎたり薄すぎたりが多いんですが、これはバランスが絶妙。
「苺キャンディみたいな人工感」がなくて、ちゃんとした“苺入りのミルク”なんです。
子どものおやつにもいいし、大人の甘味補給にもぴったりです。
北海道十勝 スモークチーズ
これはもう、お酒好きにはマストアイテムですね。
燻製の香りが強すぎず、素材の味がしっかり残っています。
市販のスモークチーズにありがちな「塩辛さだけ」じゃなくて、後味までちゃんと楽しめます。
ちょっと特別な日のつまみにもなるし、切ってそのままお弁当に入れてもOK。
使い勝手も良いです。
バターミルク パンケーキミックス
これは有名ですよね。
“備蓄できるおやつ”としても、非常におすすめ。
よつ葉のバターと脱脂粉乳を使っていて、甘すぎない、優しい味が特徴です。
水だけでも焼けますが、牛乳や卵を足すとふっくら度がアップ。
災害時にも手軽に作れる主食にもなりますし、普段から楽しめるのも大きなメリットです。
北海道ミルクのスープ(コーン・じゃがいも・アスパラガス)
これはもう…美味しすぎて常備したくなるスープです(笑)
北海道産の野菜を使い、生乳もベースになっていて、とにかく濃厚でクリーミー。
それでいて、賞味期限は約540日と長期保存可能。
つまり、美味しさと非常時対応の両立ができる、まさに“理想の備蓄スープ”です。
パウチなので災害時に役に立ちます。
よつ葉乳業のおすすめはコレ!備蓄におすすめの商品:まとめ
たしかに、異物混入はショックですが、その後の迅速で誠実な対応を見て、「やっぱり、これからも買いたい」と思った方も多いのではないでしょうか。
毎日の買い物は、小さな投票みたいなもの。
少し意識を変えるだけで、信頼できる企業を支える力になりますよね。