中東の報復報道、コンテナ船輸送問題、ホルムズ海峡の封鎖懸念など私たちの生活への影響が徐々に出始めています。
そんな中、こんなニュースが。
【出典:ロイター】
デンマークの海運大手マースクは、アジアと欧州北部、地中海沿岸地域を結ぶ各社コンテナ船の輸送能力について、攻撃される危険がある紅海・スエズ運河ルートを迂回することで第2・四半期(4-6月)に15~20%落ち込むとの試算を発表しました。
現在、紅海ルートの輸送ではイエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を受けかねないということで、アデン湾の沖合も危険水域となっています。
このため輸送各社は昨年12月以来、スエズ運河の利用を諦めてアフリカ南端の喜望峰周りの通航ルートに変更。
航海日数が長くなり、燃料費は1便当たり40%高騰。
運賃は跳ね上がっています。
しかも、紅海の海運の混乱は他のコンテナ貨物ルートに影響を及ぼし、現在はアジアと南米ルートにまでしわ寄せをもたらしています。
そして、この混乱は少なくとも年末まで続く恐れがあり、このような状況の中、備蓄を怠ると大きな後悔につながります。
ホルムズ海峡の封鎖によるエネルギー資源の供給停滞、円安の影響も考えると、今後、商品価格はさらに高騰。
市場に買える商品があっても 手が出しにくくなります。
紅海ルートだけの問題ではなく、アジアと南米ルートにまでしわ寄せが出ているということで、今回は、輸入大国日本において、今後具体的にどのようなものに影響がでるのかランキングにして見ていこうと思います。
ホルムズ海峡封鎖・紅海ルートの危機から影響を受けるものランキング
第9位: コーヒー豆
コーヒーを毎日飲んでいるという方も多いですよね。
コーヒー豆は国内での生産はほとんど行われておらず、海外からの輸入に頼っています。
そのため、輸入が混乱すると供給が途絶え、価格が上昇する可能性があります。
珈琲で日々のストレスを解消している方もいるでしょう。
珈琲好きな方は、備蓄を増やしておきましょう。
私も珈琲好きなので備蓄を増やしています。
この小川珈琲は味、コスパともに抜群ですよ。
第8位: ワイン
ワインも人気が高いアルコール飲料の一つですが、国内での生産量は限られています。
多くのワインは海外から輸入されており、輸入が混乱すると供給が途絶え、価格が上昇する可能性があります。
特に、高品質なワインは需要が高く、輸入が滞ると需要に対する供給が追いつかないことが考えられます。
最近は、国内のブドウを使い、国内で製造する日本ワインの存在感が高まっているそうです。
円安や資源高で価格が高騰する輸入ワインに比べて、日本ワインの値上げはまだ小幅。
値頃感が出ているそうですが、こちらも今後は値上げ傾向にあります。
ワイン好きな方は備蓄しておくといいですね。
第7位: シーフード
日本国内の漁獲量だけでは需要を満たすことが難しいため、多くのシーフードは海外からの輸入に頼っています。
輸入が混乱すると供給が不足し、シーフードの価格が急上昇する可能性があります。
最近、スーパーへ行っても近隣で取れた魚が少なく、昔に比べて鮮度も落ち気味に感じます。
うちはよく海釣りに行くのですが、とれたての魚は別格に美味しいです。
今のうちにつりを始めてみるのもおすすめですよ。
釣りセットも5000円程度!
第6位: チョコレート
チョコレートが好きな方多いですよね。
私もたまに食べるチョコレートは癒しなので、ちょっと高めのチョコレートからカカオ多めのものまでローリングストックしています。
カカオの不作だけでなく、カカオは輸入に依存しており、輸入が混乱すると品揃えが減少、価格が上昇する可能性があります。
特に、高品質なチョコレートは需要が高く、輸入が滞ると需要に対する供給が追いつかないことが考えられます。
第5位: 薬品 (医薬品)
日本では薬品の一部は国内で製造されていますが、多くの医薬品は海外からの輸入に頼っています。
輸入が混乱すると、特に希少な薬品や重要な医薬品の供給が途絶え、医療へのアクセスが悪化する可能性があります。
これは患者の健康に直接影響を及ぼす重大な問題となります。
日常的に飲まなくてはいけない薬は病院で相談をして予備をもつこと、家族の常備薬は備蓄しておくことが大切です。
第4位: 自動車部品
多くの自動車メーカーは海外から部品を輸入しています。
輸入が混乱すると自動車生産ラインが停止し、自動車産業全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
特に、高付加価値な部品や特定の技術を持つ部品の輸入が滞ると、生産の停止や品質の低下につながる可能性があります。
自動車を買い換えや修理、タイヤ、部品交換は早めにしておきましょう。
また、自動車が使えない場合の代替案(自転車など)も考えておくといいでしょう。
うちは新たに自転車を購入しました。
第3位: 電子機器
電子機器産業は多くの電子機器製品を海外からの輸入に依存しています。
輸入が混乱すると、生産ラインが停止し、製品の供給が途絶える可能性があります。
特に、最新技術を搭載した部品や製品は高度な供給チェーンを持っており、輸入が滞ると多岐にわたるものに影響を及ぼす可能性があります。
身近なものでは、スマホやパソコン、充電器など必要な電子機器は状態確認、備蓄を見直しておきましょう。
第2位:消耗日用品
日常生活で必要な洗剤、石鹸、清掃用品、紙製品、ヒゲ剃り、おむつ、生理用品などの消耗品も原料、エネルギーともに輸入に依存しています。
突然の輸入混乱によってこれらの品物の価格が急上昇すると、経済的な負担が増大し、消費者にとって深刻な問題となる可能性があります。
また、パニック買いが起こる可能性が大きいものでもあるので、必要なものは十分備蓄しましょう。
第1位: 穀物(小麦など)
パン、パスタ、粉ものにも大きな影響が出ます。
日本での小麦の生産は十分ではなく、ほとんどが海外からの輸入。
輸入が混乱すると、穀物の供給が不足し、価格が急上昇する可能性があります
お米を食べればいいと考える方もいると思いますが、最近、お米を買いに行ったら、お米売り場に原材料不足入荷未定の貼り紙が貼られていました。
SNS上でも同じような声が!
#米不足❓
昨日お米買いに行ったらいつもずらっと並んでるのに高いのが数個しかなかった。
『入荷未定』の張り紙。
とりあえず一つ買ったけど。
そして今日他近隣店舗回ったら米ない…そしてラス1の米見つけてなんとか買えた😵💫
他の地域もそうなの❓
ニュースにすると混乱するから言わないのかな。 pic.twitter.com/rUMBx68oQ1— ミートくん【Z】自由帳✍️ (@mitomitomeet0) May 14, 2024
今って米不足?安い無洗米とか全然ないんだが😔 pic.twitter.com/PcTsjivrav
— ツナ (@tsuna_uma_boat2) May 14, 2024
行きつけのお店にお米5キロを買いに来たのだけれど、原材料不足で供給が不安定となっております言うて空の棚が目立つ状態に。お米が?んなアホな
— しむらじょう@デジタルノベルゲーム制作中 (@ShimuraJoe) May 12, 2024
お米を買いに行ったら異変
いつも買ってる無洗米が原材料不足入荷未定の貼り紙
米米WARかも知れません🙀
現地からのレポートでした pic.twitter.com/1hnrHCYFVH— 風間 仁 (@maikeru353) May 9, 2024
棚にお米が全く並んでいないというわけではありませんが、輸入、物流の混乱はそんなに単純ではなく、複雑に絡み合っています。
小麦に影響が出ればお米に影響がでるのは容易に想像できます。
主食の備蓄は必須!!
長期保存できるお米やパスタやそうめんなどの乾麺は備蓄して、何があっても冷静でいられるように準備しておきましょう。
ホルムズ海峡封鎖の影響・紅海ルートの危機から影響を受けるもの:まとめ
今回紹介したものはほんの一部で、想像以上の影響が出るはずです。
現在、紅海の海運の混乱は他のコンテナ貨物ルートに影響を及ぼしていることを頭に入れつつ、それぞれ必要な準備、備蓄をしておきましょう。
動画はこちら↓